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今回はパソコン資格のひとつである「MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)」について、独学で合格したい!と考えたときに最初に知りたいこと3つを解説します。
- 資格についての概要
- 勉強時間、勉強方法
- 試験について
筆者は、MOSエクセル・スペシャリストの試験に一回の試験で満点合格しました。
なるべくお金をかけず、仕事などと両立して勉強したい!と思って独学で挑み、申し込みから試験当日まで1か月半かけて準備し、合格しました。
MOSエクセルスペシャリストは独学でも十分合格は可能です。
こんな疑問を持っている方は、この記事を読むと疑問を解決できますよ。
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)の概要
仕事に役立つ資格取得やスキルアップを考えたときに、人気がある分野のひとつにパソコンスキルがあります。
Googleなどでパソコンスキルや資格について検索すると、必ずと言っていいほど出てくるのが「MOS(正式名称はMicrosoftOfficeSpecialist、マイクロソフトオフィススペシャリスト)」です。
MOSとはマイクロソフト社が公認している民間資格のこと
そもそもMOSってどんな資格なの?
エクセルやワードってなんとなく使ってるけど、そもそもどういうものなのかわかってないかも...?!
じゃあ始めに、MOSについてざっくり解説してみますね!
パソコンの基本ソフトウェア(OS)であるWindowsを開発・販売しているのがマイクロソフト社ですが、マイクロソフト社が販売しているビジネス用アプリケーションソフトが「Microsoftoffice(マイクロソフトオフィス)」です。
マイクロソフトオフィスに搭載されているのは、表計算機能のExcel(エクセル)、ワープロ機能のWord(ワード)、資料作成などのPowerPoint(パワーポイント)などです。
そして「MOS」とは、マイクロソフトオフィスに搭載されているエクセルやワードなどの利用スキルを証明できる資格で、マイクロソフト社が公認している民間資格のことです。
▽MOS公式サイト・オデッセイコミュニケーションズのHPはコチラ
取得するメリット
エクセルやワードって学生時代に少しは使っていたけど、資格取るほどのものかなぁ?
受験費用が高いみたい、お金はあまりかけたくないけど…
さまざまな企業で扱うパソコンにはほぼマイクロソフトオフィスが導入され、多くの業種で利用しています。
MOSは、パソコン操作とアプリケーションソフトであるオフィスシリーズの利用スキルを証明するには一番わかりやすくて知名度がある資格です。
知名度があるので、就職や転職活動の際に履歴書に記載されていると「事務作業はOKだな」というような一定レベルを採用担当者にわかりやすく証明できるのです。
また、スペシャリストはエクセルの基本の知識と操作内容を扱っているため、難易度としても比較的取得しやすく、人気が高い資格の一つとなっています。
さらにレベルアップしたMOS資格としては「MOSExcel 2019 エキスパート(上級)」があります。
取得に伴うデメリット
MOSの受験を考えたとき、ネット検索した時にデメリットとして目にするのは
- 受験料が高い
- 役に立たない
などのキーワードが出てくることがあります。
「受験料が高い」ということについては、Excel1科目で1万円ほどで、Wordなどと合わせて受験すると1科目当たりの単価が少し下がります。しかし、一般的な資格試験の受験料としては少し高めという印象です。
「役に立たない」というキーワードについては、試験内容が、Excel操作の基本部分にあたるため、すでにExcelを使いこなして仕事をしてる人にとっては多少今更感があるかもしれません。
そのため「できて当たり前」という感覚で、わざわざ履歴書に書くほどのことなのか?と思われることがあるようです。
メリットとデメリットを比較
MOSは初歩的な内容ではありますが、エクセルのスキルを証明する資格として知名度は抜群です。
事務系の職種に限らず、さまざまな業種でパソコンを扱うことはもちろんエクセルやワードなどのビジネスアプリケーションを操作できることは仕事をする上での大前提になります。
私も仕事上でエクセルを使ってはいたものの、多彩な機能を使いこなせていなかったことに気づきました。合格したことでエクセルのハードルが低くなって、活用度をレベルアップさせたいと考えるようになり、受験してよかったなと思っています。
メリットとデメリットを比較してみて、レベルアップにつながりそう!と考えられるのであれば、取得することも十分有益だと思います。
MOSエクセルを独学で!勉強時間と勉強方法
独学で勉強した日数は?
私が実際に要したMOSエクセルの勉強時間は、テキスト購入から約1ヶ月半でした。
テキストを一通り終わらせるのに2週間程度、その後はYouTubeで学習動画を視聴しながら復習を10日ほど行いました。
テキストと動画学習が終わってからは、テキスト付属の模擬試験問題を2週間ほどの間でくり返し勉強しました。
私は学習開始から受験まで1カ月半という時間をかけていますが、1日の学習時間は2時間程度です(0時間という日ももちろんあります)。
普段仕事などでエクセルを使いこなしている人や、1日の学習時間をもっと多くとれる人であれば、1カ月半よりも短い学習期間で合格することが可能だと思います。
勉強方法とテキスト
勉強方法のご紹介の前に、筆者が受験した時点でのパソコンとエクセルの操作レベルを述べておきます。
事務系の職種に10年ほど就いていて日常的にパソコンを扱っていました。パソコンスクールに通ったことはありません。
エクセルは、集計資料や経理資料の作成を行ったり、簡単な関数をいくつか使っていましたが、複雑な関数やマクロを使いこなすことはできませんでした。
以上のような操作レベルで、MOSの勉強は2つの方法で行いました。
1.テキスト学習
使ったのはMOS公式テキストになっているFOM出版のテキストです。価格は定価2,310円で、受験にかかったお金はこのテキスト代と試験の受験料ということになります。
公式テキストはFOM出版と日経BP社のものと2種類あります。
▽FOM出版の対策テキストはコチラ↓↓
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2.動画学習
テキストのほかにユーチューブの動画を見て勉強しました。
現役のパソコンスクール講師の方が配信しているMOS試験の攻略動画があり、公式テキストに合わせてエクセルを操作しながら解説する動画となっています。
オススメは「サカソネット 現役パソコン講師」さんのチャンネル。
パソコン初心者さん向けの学習チャンネルです。現役パソコンスクール講師の方がわかりやすく優しく解説しています。
▽「サカソネット 現役パソコン講師」さんのチャンネルはコチラ↓↓
学習のポイント
合格するための勉強方法のポイントは、なんといっても公式テキストを活用するのが断然オススメです。
出題範囲を全て網羅しているのはもちろんですが、模擬試験プログラムがついているというのが大きなポイントです。
公式テキストにはCDが付属されていて、テキストの練習問題などに対応するエクセルシートのダウンロードが可能、また模擬試験プログラムが入っています。
このプログラムは実際の試験とほとんど同じ操作環境で作られているので、ぜひ活用することをオススメします。
ノートパソコンなどでCDドライブがない場合でも、出版社のリンクからファイルをダウンロードすることができるので同じように活用できます。
MOSは試験プログラムが独自です。模擬試験プログラムで慣れておくと、本番中に操作方法がわからずに手間取って時間が潰れてしまうということも少なくなります。
MOS試験の申し込みと試験当日
申し込み方法
試験の申し込みは、オデッセイコミュニケーションズのHPで最寄りの受験可能な会場や日時を検索し、実際に試験会場となるパソコン教室へ出向いて申し込みました。
試験当日
当日の試験は、私の場合は近くのパソコン教室が会場でした。
試験前に耳栓を渡されます。雑音にとらわれず集中したいときは使った方がいいでしょう。
試験時間は50分です。模擬試験では十分な時間だと思っていましたが、本番はギリギリまでかかりました。
事前に模擬試験プログラムで操作方法をチェックしていたのがとても役立ちました。
試験が終了すると、その場で試験官が内容をチェックし、解答結果をペーパーで渡されます。それで自分の合否と得点が試験後すぐにわかります。
以前は正式な合格証が郵送で届いていましたが、2023年3月からはオンラインで発行されています。
(まとめ)MOSエクセルスペシャリストに独学で合格するまで
MOSエクセルスペシャリストについて、独学で勉強を始めようとするときに、最初に押さえておきたいこと3つを解説しました。
- 資格についての概要
- 勉強時間、勉強方法
- 試験について
1日の勉強時間が多く取れなくても、少しでも時間を作り継続して取り組むことができれば独学で合格することは十分可能です。
パソコンやエクセル操作にある程度慣れている方であれば難しい言葉や作業はほとんどありません。より短期間で合格することもできるでしょう。
就職活動や転職活動をされる方、また今の仕事にエクセルを活用したい!という方には、エクセルの基本中の基本という内容なので、チャレンジしてみるのがオススメですよ。